メンタルケアの2方向性
皆さん、こんにちは!
メンタルケアマッチングサイトこころの架け橋 運営 濵野功一
本日は、メンタルケアの2方向性と総論ついて述べさせていただこうと思います。
最近、私たちは悲運な事象に遭遇した際に、それに対する感受性の劣弱さ、及びそれに打ち勝つ力の弱さが顕著になっているようにも考えられる。
換言すれば、大東亜戦争以前に人の道として謡われた例えば、聖訓五か条、忠節、礼儀、武勇、信義、質素は、我慢と忍耐の重要性を示してるわけだが、戦争に繋がるといった極端な屁理屈をつけ、戦後の教育の中で忠節、礼儀、武勇、信義、質素を否定、逆方向の教育方針が打ち出されたために、過った甘えの構造、つまり我慢や忍耐の欠落が表面化しているのである。
いうまでもなく、色々な事象にに対する感受性は、今、はやりのDNA、つまり、内因性の因子もあることはあるだろうが、世知辛い時勢では自己責任として一人で対処かなわない事象もあろう。そこにメンタルケアの一つの存在意義があるのである。
一方において、それだけに頼るのではなく、いわゆる腹の据わった人づくりも重要である。メンタルケアの2方向性ということが頷けるものと思われる。つまり、遭遇する色々な事象を試練と捉えての対応では、当事者本人が主役となって対決するであろうし、それには、いわゆる腹の据わった人間教育の推進が望まれ、逆境と捉える場合は、何らか形で周囲からのメンタルケアを含めての支援が必要といわなければならない。
いずれにしても、日常生活の中でメンタルヘルスの推進、補強がメンタルケアに求められるということである。
今、それが先か、後かはともかく、私たちは一般日常論理、生命・医療倫理などの職業倫理が問われている。
そもそも倫理とは、私たちが事象、事例に遭遇した場合、それに対し法的規制を受けながらとる行動もさあることながら、動物的ないし本能的ではない、つまり人としての規制に基づいた行動をとるわけだが、そこには当惑や苦悩を伴っている。
その過程の中でそのような当惑や苦悩が積み重ねられ、それが母体となって人間としての倫理観が構築されるのである。
そしてその応用問題が倫理であり道徳なのであり、それにパラレルに求められるものがメンタルケアともいえ、それは、日常生活の中にあって当事者自身の一人称としてのメンタル抵抗力の強化、および第三者的な水面下からの支えよりなるといえよう。
また、一般日常倫理であれ、職業倫理としての生命・医療倫理であれ、私たちはそれらの基盤となる人の道としての優しさ、慎み、思いやりを今一度思い起こさなければならない。
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